9/17/2012

NASにあるiPhotoライブラリが開けなくなった

嫁さんのMacのローカルドライブがカツカツだったので、特に大きな写真たちをTime Capsuleへ移動して、とりあえずの容量を稼ぐことにしました。その容量、なんと90GB以上。いやぁ、スマホってやっぱデータ生産装置なんですよね。 恒久的には、写真はAdobe Revelなんぞに移行しますが、この話はまた機会があれば。

で、しばらくTime CapsuleにあるiPhotoライブラリを使ってましたが、さきほど我が家のチビがMacの電源長押しする事故があって、iPhotoを開けなくなりました。iPhotoを開くとこんなメッセージが出ます。


警告
iPhoto ライブラリがロックされているか、ロックされたディスク上にあるか、変更する権限がユーザにありません。

なにやら楽しそうなメッセージですね。電源プッチンされたために、ロックファイルか何かが残っちゃったんでしょう。まずはiPhotoを閉じて、と。

$ cd /Volumes/Time\ Capsule/iPhoto\ Library/
$ ls -la | grep -E '(l|L)ock'
-rwxrwxrwx  1 user  staff          1 Sep 17 15:10 iPhotoLock.data


あったね。誰が開いてるのか、一応チェック。

$ lsof -f -- ./iPhotoLock.data
COMMAND PID USER   FD   TYPE DEVICE SIZE/OFF   NODE NAME
iPhoto  515 user   10u   REG   46,3        1 264951 ./iPhotoLock.data

ん。間違いない。ではさようなら。

$ mv ./iPhotoLock.data ./iPhotoLock.data.back

無事、起動できましたー。これを書き終わっても、まだサムネールキャッシュを再構築してますね。


7/21/2012

port upgrade に失敗する

とある機会があって、久々にmac portsを触ってみたら、なんかエラーがでるようになっていた。
$ sudo port upgrade installed
---> Fetching ncurses
---> Attempting to fetch ncurses-5.9.tar.gz from ftp://ftp.dti.ad.jp/pub/GNU/ncurses
---> Attempting to fetch ncurses-5.9.tar.gz from http://ykf.ca.distfiles.macports.org/MacPorts/mpdistfiles/ncurses
---> Verifying checksum(s) for ncurses
---> Extracting ncurses
---> Applying patches to ncurses
---> Configuring ncurses
Error: Target org.macports.configure returned: configure failure: shell command failed (see log for details)
Log for ncurses is at: /opt/local/var/macports/logs/_opt_local_var_macports_sources_rsync.macports.org_release_ports_devel_ncurses/main.log
Error: Unable to upgrade port: 1
To report a bug, see <http://guide.macports.org/#project.tickets>
で、早速ログ(上のなかのmain.logね)を見てみると、
:info:configure checking for C compiler default output... configure: error: C compiler cannot create executables
なんでそんなことに・・・。
google先生に訊いてみると、ちゃんとXcodeがインストールされてるか確認せよ、とのこと。

https://trac.macports.org/wiki/FAQ#missingxcode

I get the error "C compiler cannot create executables" or "can't read "build.cmd": Failed to locate 'make' in path" when I try to install a port. Why?
You need to install Xcode. Ensure you include both System Tools and Unix Development. As of Xcode 4.3, you also need to install the separate Command Line Tools package.


なんかそういわれると自信なくなってきた。早速Xcodeを起動してみると、Version 3.2.4が入っていることが確認できた。古いなぁ・・・。とても昔にAppleのDeveloperサイトからダウンロードして入れた記憶があるんだけど、果たしてSystem ToolsやUnix Developmentを入れたかと言われると、とてつもなく自信がない。
よっさ、この際バージョンアップするべ。
ということで、App StoreへGo!

ところで、Command Line Toolsとやらはどこにあるのだろう?と探していたら、なんとPreferences > Downloads からインストールできるようになっていることを発見!あら簡単!
しかし、しばらく見ない間に、Xcodeのインタフェースが変わりましたね。なんかもう、何がどこにあるのやらよくわからんような状態。とかいってたら、Time Machineのバックアップが始まってしまった。ということで続きはまた後日。


1/05/2011

ソーシャルアドレス帳

Posterousに投稿したけど、こっちにまとめとく。自分メモ。

ソーシャルアドレス帳っていうのは、僕の造語(だと思う)なんだけど、ユーザ主導で構築された、世界でひとつの大きなアドレス帳のこと。 

これまでのアドレス帳は、その所有者がメモってたり、あるいはタウンページみたいな電話帳だったわけです。最近では携帯電話の中に収まってたりしますが。でもこんなことしちゃうと、携帯電話買い換えたり、引っ越したり、メールアドレス変えたり、これまた最近だとTwitterやSNSのアカウント名変えたりすると、アドレス帳の情報は明示的に書き換えるまでずっと古いままになってしまうのです。そのため、そういうアドレス帳に記載されている情報に変更があった人が、それを教えたであろう人にお知らせするわけです。ぶっちゃけ、めんどくさい。 

もうひとつ云えば、一度手から離れた情報は、回収できないのです。アドレス帳に載せる情報なんてのは思いっきり個人情報なのに、セキュリティ管理のレベルがまちまちなお友達やご知人たちにそれを渡すのはどうかと思うし、一旦教えてしまったけど、後になって失敗したなぁとか思うこともあるかもしれないでしょう(笑)。 

そこで、ソーシャルアドレス帳です。じゃーん。自分の情報は自分でアップデートして、その情報にアクセスできる人を「設定」すればいい。もちろん、変更した情報は通知したりされたりする必要なんてなく、WebブラウザからとアプリからRESTなAPI経由で突っつけるようにしといて、常に最新の情報が取れるようにしとけばいい。SNSなどのプロフィールも、ここから取ってくればいい。利用者はいちいち複数のサイトのプロフィールを書き換える必要はない。各サイトで記載する情報を変えたい場合は、サイトに応じて出す情報を管理(設定)できるようにしておけばいい。 

そしてさらに、認証基盤としても動作させられるようにしたい。せっかくアイデンティティ情報を握ってるんだから、認証もここでやりたい。まずは普及してるOpen IDから対応させる。将来的には、是非、「事実上の」国民IDとして活用してもらいたいね。小国は国民IDとして採用するところも出てくるかもしれない。 

チャレンジなところは、普及の方法でしょう。現在広く使われている「サイロ」なやり方が競争相手。紙のやつに対してはPCからWebで見てもらうか、あるいは電子書籍版を出せばあとは時間が解決してくれそうだし、iPhoneやAndroidはアプリを作ってうまいこと電話やSNSアプリなどと連携させられれば素敵なんだけど、問題は旧式の携帯電話に入ってるやつでしょう。ネイティブの電話帳アプリしか使えないのも多い。ここは最後に手をつけるという作戦にするなら、もうちょっとスマートフォンが普及して「これいいじゃん」って言ってもらえる時代に出せるように、世の中に出すタイミングを図ることだな。 

僕の読みだと、そろそろ顔出しを初めてもいい頃合い。でなければ、僕が作ろうかな。だって、僕が一番使いたいもん。

マネタイズの話が抜けてたね。利用者は無料が当然でしょう。お金は、まずSNSなどのソーシャル系サービス運営会社からいただきます。彼らにとっては、ユーザを獲得する手段になるはず。

次に、企業向けサービスをやって、そこからもいただきます。ひとつは社員向け。企業からみたら、社員の情報を管理したいと思うはず。そういう企業向けの専用ポータルや専用グループの作成や、LDAPで管理されるような部署や役職の管理、パスワードポリシなんかの機能があれば、たぶん欲しいんじゃないかと思う。

ふたつめは、企業の顧客向け。例えばB2CのEコマースなんかだと、顧客の個人情報を管理するのは、はっきりいってリスク以外の何者でもない。なんだかんだいっても個人情報漏洩は嫌でしょう(笑)。そうは言っても、顧客の個人情報がなければ、商品を送れないし、連絡もできない。だから、ソーシャルアドレス帳から引っ張ってくれば、自社で管理する必要がなくなるというわけです。これもたぶん売れる。

各SNSや企業に個人情報を提供するか否かは、ソーシャルアドレス帳の利用者各々が管理(設定)すればいい。そしてもちろん、Default Deny(設定されていなければ提供しない)が、ネットワーク屋さんのルールですね。

そういえば去年の暮、Haas Schoolの先生に同じ話をしたら、同じようなことを考えている人がいると言ってたな。コンタクトするかどうかは迷うな。敵かな?味方かな?(エキセントリック少年ボウイ)

1/03/2011

iPhone持って走る人に。 SPIbelt

iPhoneにGPSのランニングアプリ入れて走るのはいいんだけど、手にiPhone握ったまま走るのがわりと邪魔に思えてきて、汗かいたらスッポ抜けるかもー、ちょっと嫌かもー、と思って物色してたらいいの見つけたんだな、これが。
その名も、「SPIbelt(スパイベルト)」。当初は旅行するときにパスポートをパンツの裏側に隠し持つために作られたらしいんだけど、ランナーとは、これまたうまい市場を見つけたもんだ。テキサスの会社だったのでてっきり米国だけしか売ってないかと思いきや、日本のAmazonでも売っててちょっと残念。Made in USAです。



見た目はえらいコンパクトなんだけど、結構伸びるから、iPhoneや二つ折り財布ぐらいなら余裕で入る。体にぴったりする感じで、走ってもあんまり揺れたりしないのがイイ!
僕はiPhoneとおうちの鍵を入れてます。鍵と一緒に入れるとビミョーに擦れて傷が付いたら凹むので、iPhoneをケースで保護するのをお忘れなく。

ちなみに、走り終わったら、内容物はほんのりしっとり仕上がりです。

12/01/2010

カリフォルニアで車を売るときの手続き

カリフォルニアで車を売るときの手続きをまとめておく。

●譲渡することが決まったら
[売り手]
1) DMVのWebサイトからBill of Sale (REG 135) をダウンロードして印刷しておく。
http://dmv.ca.gov/forms/reg/reg135.pdf
もしインターネットが使えない場合は、DMVに取りに行く。 

2) California Certificate of Title (カリフォルニア州の車両登録証、通称 "Pink Slip")を紛失してしまった場合は、Application for Duplicate Title (REG 227)もダウンロードして印刷しておく。
http://dmv.ca.gov/forms/reg/reg227.pdf
もしインターネットが使えない場合は、DMVに取りに行く。

3) 譲渡する日から遡って90日以内に、近くの認定店でSmog CheckをしてSmog Certificateをもらっておく。費用はお店(と気分)によって異なるが、だいたい$65ぐらい。 

[買い手]
譲渡される日からの自動車保険に加入しておく。 たいてい、車種、年式、VINなどが必要なので、売り手に確認する。

●譲渡当日
[売り手]
1) California Certificate of Title と Bill of Sale (REG 135)の必要項目を埋めて、サインする。Bill of Sale (REG 135)は2枚つづりになっていて、2箇所に同じサインをする。

California Certificate of Titleを紛失してしまった場合は、Application for Duplicate of Titleの必要項目を埋めて、サインする。

2) California Certificate of Titleの上の部分のNotice of Transfer and Release of Liabilityを切り離して、Bill of Sale (REG 135)と一緒に買い手に渡す。
Bill of Sale (REG 135)は買い手のサインをもらったら、2枚つづりの片方を切り離して、1枚を自分で保管する。

3) Odometerの数字はメモっておく。

4) Smog Certificateを渡す。

[買い手]
1) 売り手から指定された方法でお金を渡す。 信頼のおける友人ならPersonal Checkでよいかもしれないが、通常は売り手宛のMoney OrderやBank Checkを作って持っていく。

Money Orderはスーパーなどで、Bank Checkは取引口座のある銀行で作る。

2) 売り手から受け取ったCalifornia Certificate of Title と Bill of Sale (REG 135)の必要項目を埋めて、サインする。

Bill of Sale (REG 135)は2箇所に同じサインをして切り離し、片方を売り手に渡す。

●譲渡後
[売り手]
5日以内に、DMVのWebサイトから譲渡及び免責通知 (Notice of Transfer and Release of Liability)を行う。
http://dmv.ca.gov/online/nrl/welcome.htm
このとき、Odometerの数字が必要になる。

もしインターネットが使えない場合は、California Certificate of Titleから切り離したNotice of Transfer and Release of Liabilityに必要事項を記入して、5日以内にDMVに届くように郵送する。

[買い手]
10日以内にDMVに行って、Vehicle Registrationの手続きをする。 必要なものは、ID、California Certificate of Title、Smog Certificate、保険加入証、Transfer Fee、Tax。
Transfer Feeは$15、Taxは登録する郡 (County) によって決められていて、だいたい購入価格の15%ぐらい。

●参考
DMV - How to change vehicle ownership
http://dmv.ca.gov/pubs/brochures/fast_facts/ffvr32.htm