うちのMini Cooperですが、実は買ったときにフロアマットがついていませんでした。普通はディーラさんがサービスでつけてくれそうなものなんですが、交渉時にかなり(10%以上・・・)値切った上に細かい注文ばっかりしたから、なんだかしょうがない気もします。
ただしばらく乗っていると、これはそのうち汚くなるなと感じてきました。ああなんて可哀想なうちのMini Cooper!そこで一気にマット欲発生。もう何が何でもマットです。スーパーの入り口に敷いてあるマットが気になり出します。町を歩けば人の顔がマットに見えてきます。駐車場で隣の車のマットがうらやましくなります。同じ車種をみかけると、マットを譲ってくれないかと声をかけたくなります。パソコンを開けば、Webブラウザの右上のGoogle検索バーに「車 マット」と入れている自分に、ハッと気がつきます。しょうがない、買うしかない。
そんななか純正マットは味気ない割に高いので、どこかですてきなマットはないものかとGoogle先生に訊いてみたところ、「どんな車でもカスタム制作します」的なプチすばらしめなマット屋さんを発見↓
http://www.autoanything.com/floor-mats/20A50195A1.aspx
→Lloyd Matsというところが色も種類も豊富。
Webで、車種・年式、マットの種類、色、パイピングなどを選んでポチっと。うちは車がライトブルーなので、インテリアは暗めにと考えてダークブルーを選択。ただしそのままダークブルーのパイピングにしてしまうのも味気ないので、ピンクにしてみました。
それから5日間たった今日、意外にも早く届きました!そしてさらに意外なことに、USクオリティなくせにめっちゃよさげ。たぶんCADで製図したものをカッターでカッティングして機械で縫製しているんだろうけど、このクオリティには大満足!そしてちゃんと運転席側のマットの裏には滑り止めがついてます。これで巷を賑わせているトヨタ車のマット関連設計ミスによるリコール問題的な何かを気にしなくてすみます。
さてこのLloyd Mats、どうやって5日間でカスタム制作できちゃうんでしょう?ちょっと調べてみたところ、なんと1974年創業の車用マット製造の老舗、僕の先輩じゃないですか(笑)。工場はLos Angelsなので、きっとうちまでの配送時間も短いでしょう。1960年以降の全車種のCADデータを持っていて、やはりマットのカッティングはプログラムされたカッティングマシーンでやっているようです。でも、車のマットって1台に1セットあればいいんじゃね?そんなに売れるの?そこはさすが車社会ってやつ??
アメリカの車は全部で約2億5千万台らしい。これが潜在市場規模に相当。そして昨年のアメリカ国内の自動車販売台数は10,429,553台、シェアを5%握ったとすれば1セット$150ぐらいなので、年間売り上げ$78,221,647!利益率15%としても$11,733,247!なるほど、少しは儲かる気がしてきた。しかも昨今流行のWebアプリで自由にデザインしてもらって、それを直接マシーンに流し込めれば、セールスマン不要、デザイナー不要で顧客が(きっと)満足する素敵なマットが届けられるわけですね!
今日は夢いっぱいです。